プロフィール

ご挨拶

 

いつもお世話になり誠にありがとうございます。
今年の夏は、私にとっては5度目の参議院選挙となりました。

昨年の年末から京都選挙区の「福山哲郎は落選の危機だ」と何度もメディアに報道される中での選挙戦でした。
京都は、これまでの自民党、共産党との戦いに加え、維新が候補者を擁立し、その候補者を国民民主党が推薦するという、前例のない厳しい構図となりました。私1人の力はとても小さく、とにかく京都府内26市町村をくまなく歩き、1人でも多くの有権者と接することを心掛けました。

おかげさまで、これまで長年ご支援をいただいてきた後援会、自治体議員、団体、企業の皆さんや連合京都、そして福山哲郎とつながってきたお一人お一人の有権者の皆さんに多大なお力を賜わり、何とか議席を守ることができました。誰1人のお力が欠けても当選は叶わなかったと思います。本当にありがとうございました。また、京都のみならず全国からたくさんのボランティアの方が駆けつけて下さいました。さらに立憲民主党からも初当選組の若手や、中堅、ベテランの議員まで何人もの方々が京都入りして応援をいただきました。感謝しかありません。この大切な1議席の重みを感じながら、しっかり京都のため日本のために働きたいと存じます。

さて、日本政治はまさに内憂外患の様相を呈しています。岸田総理は参院選2ヶ月を経ても国会を開こうとしませんでした。物価高は加速し、燃料代も高止まり、円安はとどまるところを知らず国民生活は、一層厳しさを増しています。先進各国がインフレ対策のため金利上昇に舵を切り始めたにもかかわらず、日銀は無策を続け、日米の金利差が広がり円安の進行が止まりません。アベノミクスの限界です。この冬には不況の恐れも出てきています。参院選で訴えた消費税減税の議論が必要です。また、安倍元総理の狙撃事件後、自民党と統一教会の歴史的に深い関係が次々と明らかになり、驚きと失望の声が全国に広がり、国葬反対とともに岸田内閣の支持率は急落しています。

ここ20年、自民党では選択的夫婦別姓やLGBT差別解消法の制定などが全く進みませんでした。自民党と統一教会との関係が影響していたとすれば、由々しき問題です。被害者救済、宗教団体のあり方など歴史的事実を明らかにしていく過程での議論が不可欠です。
ウクライナ戦争の長期化、安全保障環境の悪化の中、防衛費GDP2%への増額が自民党内で議論されていますが、全く国民には説明がありません。野党第一党の役割が重要です。

日本の政治はかなり大きな過渡期を迎えているのではないか、という思いです。
20年以上国会に送っていただいている議員として、責任を自覚し、今後の日本がどのようなビジョンで進むべきか、熟考を重ね、声を上げていく決意です。来年の春、京都でも統一地方選挙があります。ぜひ京都の自治体議員の仲間にお力をお貸し下さい。

今後とも何卒よろしくお願いします。

 

2022年9月28日

福山哲郎

福山哲郎(ふくやま てつろう)

1962年1月19日生まれ。O型・寅年

学歴

1981年京都府立嵯峨野高等学校卒業
1986年同志社大学法学部法律学科卒業
1995年京都大学大学院法学研究科修士課程修了

経歴

1986年大和證券株式会社入社
1998年・2004年参議院選挙・京都選挙区で2回連続のトップ当選を果たす。
2003年学校法人瓜生山学園理事に就任。
2005年参議院環境委員長に就任。
2008年民主党地球温暖化対策本部 事務総長に就任。
2009年外務副大臣に就任。
2010年内閣官房副長官に就任。参議院議員選挙・京都選挙区で3期目のトップ当選。
2011年内閣官房副長官に再任。
官邸外交、東日本大震災対応に取り組む
参議院外交防衛委員長に就任。
2012年民主党社会的包摂PT会長に就任。
京都府身体障害者団体連合会会長に就任。
2013年学校法人龍谷大学理事に就任。
2014年民主党政策調査会長に就任。
2016年民進党結党、幹事長代理に就任。
参議院議員選挙 京都選挙区で4度目の当選。
2017年参議院震災復興特別委員長に就任。
立憲民主党結党に参画、幹事長に就任。
2020年京都府バスケットボール協会会長に就任。
新「立憲民主党」結党に参画。幹事長に就任。
2022年参議院議員選挙・京都選挙区で5度目の当選
現在所属政党 立憲民主党(参院会派 立憲民主・社民)
所属委員会 外交防衛委員会、国民生活・経済及び地方に関する調査会長
党務(京都) 立憲民主党京都府総支部連合会 会長
京都府身体障害者団体連合会 会長 学校法人瓜生山学園 理事 京都芸術大学 客員教授 学校法人龍谷大学 理事 京都府バスケットボール協会 会長

<趣味> 茶道・書道・野球
<子どもの頃の夢> 野球選手
<好きな言葉> 「一日を生涯として生きる」

著作

フェイクの時代に隠されていること」(共著)
太田出版 2018年
私の「貧乏物語」―これからの希望をみつけるために」(共著)
岩波書店 2016年
2015年安保 国会の内と外で~民主主義をやり直す~」(共著)
岩波書店 2015年
原発危機 官邸からの証言
ちくま新書 2012年
民主主義が一度もなかった国・日本」(共著)
幻冬舎 2009年

論文等

「新しい政治文化をつくりたい」
月刊「論座」 2002年8月号 朝日新聞社 共著
「民主党参院政審会長の与党はつらいよ日記」
月刊「論座」2007年12月号~2008年8月号 朝日新聞社
「そのとき国会で何が起こったか」
月刊「世界」2014年2月号 岩波書店
「強行「採決」」
月刊「世界」2015年11月号 岩波書店
「政治より先に変わりつつある国民意識阿部政権とのズレ、野党はつけるのか」
月刊「Journalism」2016年3月号 朝日新聞社