03/12

2012

「東日本大震災一周年追悼式・よりそいホットラインスタート」


こんばんは。昨日、東日本大震災から1年がたちました。
昨日は東日本大震災一周年追悼式が国立劇場で開催され、出席致しました。
天皇・皇后両陛下ご臨席の下、政府・国会議員、被災3県の御遺族、各国大使らが出席し、黙とうをささげ、犠牲者のご冥福を祈念しました。岩手、宮城、福島の「ご遺族のことば」に込められた思いに、言葉もありませんでした。
この1年間、自衛隊や警察官、消防士、医療関係者、自治体の職員そしてボランティアの皆さんには最大限の活動をしていただきました。感謝申し上げます。
他方、未だに行方不明の方が3000名以上もおられます。福島県では原発事故による放射能との闘いが続いています。被災者に寄り添い、一日も早い復旧、復興を進め、震災の記憶を絶対に風化させてはいけない、と微力ながら改めて決意しました。

また、昨日は社会的包摂サポートセンターによる電話相談「よりそいホットライン」が全国的に始まりました。昨年10月に被災地から始めていた事業でした。
「仕事」「心の悩み」「暴力被害」「自殺念慮」など幅広い暮らしの悩みを24時間、誰でも無料で電話相談ができ、一緒に解決方法を探していこうというものです。
菅政権当時、「一人ひとりを包摂する社会」特命チームを設置し、この事業を国で実施することを決めました。昨夜は、全国スタートの初日ということで、東京のコールセンターを訪問し、相談事業に対応されている皆さんを励ましに行ってきました。相談員の方々がとても献身的に対応されていたのが印象的でした。これまで徹夜続きで準備をされてきた関係者、NGOや多くの皆様に感謝です。詳細は、明日ご紹介させていただきます。

<よりそいホットライン>
フリーダイヤル 0120-279-338
https://279338.jp/yorisoi/


03/07

2012

「福島訪問」


こんばんは。
3.11東日本大震災からもうすぐ1年になろうとしています。
昨日、昨年の秋以来になりますが、福島を訪れました。

福島県庁に先がけて朝一番で、計画的避難区域の飯舘村を訪問。
議会初日の慌ただしい中を、菅野村長、門馬副村長にお目にかかりました。村長は、「までい」な飯舘の村づくりの努力が原発事故で一瞬にして吹き飛んだ悔しさ、悲しさをずっと訴えてこられました。震災後、何度もやりとりした村会議員の皆様にもご挨拶をさせていただきました。
除染、線引き、復興の長い闘いが続いている中で、「放射能の問題は、村民がバラバラになることを理解してほしい」と言われました。

福島県庁では、佐藤知事、内堀副知事と懇談。
知事から様々な課題に言及いただきましたが、「絶対に福島の原発事故を風化させてはいけないが、報道によって風評が広がる。風化と風評は背中合わせだ…難しい…」という言葉が心に強く残りました。
県庁にある原子力災害現地対策本部も訪れ、副本部長から、現在の活動状況と警戒区域・避難指示区域の見直し作業について説明を受けました。また、原災本部で勤務する各省庁や県庁、自衛隊等から派遣された職員の方々に激励をさせていただきました。

県庁をあとにし、川俣町へ。
ここも計画的避難区域で山木屋地区の皆さんに仮設住宅の生活をお願いしています。
古川町長にも、震災発生以降、大変なご苦労をおかけしています。昨日は、仮設住宅にも連れていただき、思いもしなかった、住民の皆様のお話を伺う機会まで作っていただきました。
この仮設住宅は、官房副長官の時にわざわざ入居式に呼んでいただいた場所です。
ファミリーマートさんが、仮設の横でやはり仮設のプレハブで営業してくれています。再会した大内店長は避難区域の山木屋の出身。「がんばっています」と力強く話されていました。
住民の皆さんからは、「寒さ対策は何とかなっているが、やはり1人暮らしには狭い、不安だ」「山の除染は本当に放射能を除去できるのか」等々、不安な心情を伝えていただきました。

その後、郡山市にある富岡町の仮設プレハブ庁舎へ向かいました。
富岡町は全域が原発から20km圏内の警戒区域です。住民の方々は、郡山市、いわき市をはじめ、多くの地域に避難されています。町議会の時間が延びてしまい、遠藤町長には残念ながらお目にかかることはかないませんでしたが、自衛隊が実施した富岡町庁舎の除染活動の写真を拝見しました。大変な作業に頭が下がりました。
町長からは後から電話をいただきました。

この1年間、震災の被災地の皆様には大変なご苦労をおかけしてきました。
福島については、福島復興再生特別措置法案の見通しは立ちましたが、今後、避難区域の見直し、除染、賠償等々まだまだ課題が山積しています。
私自身、今は政府から離れましたが、当時震災に関わった者の一人として、引き続き、住民の皆さんに寄り添いながら、努力していきたいと思います。


03/02

2012

「シンポジウムとテレビ出演」


こんばんは。
国会では、衆議院での予算審議が続いています。

東日本大震災1年に向けて、いろいろな企画や特集が行われています。
その中で、今日の午後には、読売新聞社主催のフォーラム「3・11の教訓」に、片山善博前総務相、目黒公郎東京大学教授、折木良一前防衛省統合幕僚長ほか専門家とともにパネリストとして招かれました。
東日本大震災での経験や首都直下地震に向けた備えについて、建設的な議論のやりとりがありました。

一方、一昨日には、都内でTICAD(アフリカ開発会議)関連の市民シンポジウムに招かれました。
来年6月には、20周年の節目にあたるTICADが横浜で開催されます。
日本としても、開発支援に積極的に取り組むとともに、ビジネス・パートナーとしてのアフリカにも注目した貿易・投資の拡大を積極的に推進していく必要があります。

また、同日昼には、UNDP(国連開発計画)のカーグ局長の表敬を受けました。国際関係について様々な意見交換をしました。
毎日忙しくしています。

さて、今週末のテレビ番組に出演します。
詳細は以下の通りです。お時間があればご覧ください。
◆NHK「NHKスペシャル」
<内容> 原発事故100時間の記録
<日時> 3月3日(土) 21:00~21:58 インタビュー出演
https://www.nhk.or.jp/special/onair/120303.html

◆BS-TBS「政策討論 われらの時代」
<日時> 3月4日(日) 10:00~10:54
<内容>政治・参議院のあり方を問い直す
https://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/JNT0900500


02/28

2012

「民間事故調報告書について」


本日、福島原発事故独立検証委員会、いわゆる「民間事故調」の報告書が発表されました。
 https://rebuildjpn.org/

大変よく調査をされており、原発事故全般、避難、原子力に対する歴史的な問題、さらには国際社会との関係における原発事故等々、大変多岐にわたる内容になっています。
報道では、菅総理の発言等々について部分的な評価がされていますが、実際の報告書は、今後の日本の防災対策や危機管理について、多くの示唆が含まれていると感じています。
この報告書からいかに教訓を読み取り、次に生かすかが政治の課題であると考えています。
大変な作業だったと思います。民間事故調の皆様に敬意を表します。

また、講談社から大鹿靖明氏「メルトダウン」、学研から朝日新聞で連載されていた「プロメテウスの罠」等々、原発事故関連書籍が相次いで出版されています。
こういった検証がいろいろなところで行われることはいいことだと思います。


02/10

2012

「岡田副総理、明日、京都・舞鶴入り!」


こんにちは。

今日、復興庁が発足し、今は衆院予算委員会が開会されています。
一方、一昨日、総額2.5兆円規模の23年度4次補正予算が成立しました。震災の二重ローン対策のための5000億円の政府保証枠の設定、エコカー補助金の復活、中小企業の資金繰り支援、農林漁業の強化が盛り込まれています。

さて、明日、岡田克也 副総理が、京都5区の小原舞 衆議院議員の市民交流会のため、舞鶴に来られることになりました。
この市民交流会が、「社会保障と税の一体改革」について、全国で意見交換を行うスタートとなります。
私ももちろん参加します。社会の変化に対応した社会保障制度の進化の必要性を議論し、意見交換をします。
入場無料です。お誘い合わせの上、ぜひ、ご参加ください。
<日時> 2月11日(土) 10:15~11:45
<場所> 舞鶴中総合会館4Fホール
     (京都府舞鶴市余部下1167)

また、明日、テレビ出演(収録)します。
詳細は以下の通りです。

◆BS朝日「激論!クロスファイア」
<日時> 2月11日(土) 10:00~10:55
<内容> 2012年混迷国会の行方
<出演> 田原総一朗 氏、長谷川幸洋 東京新聞論説副主幹、山本一太 参議院議員、福山哲郎
 https://www.bs-asahi.co.jp/crossfire/index.html


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