11/27
2013
「特定秘密保護法案。入口から与党の横暴さ極まれり」
こんばんは。夜遅くにすみません。
昨日の状況を受けて、本日、参議院本会議で強行的に特定秘密保護法案が付託されました。
それを受け、参議院国家安全保障特別委員会の与野党の理事懇談会が開催されました。
野党側から、指揮命令権のない森大臣だけでなく、指揮命令権のある官房長官、今回の法案に密接に関連する情報公開法の主務大臣である総務大臣の2人の大臣についても、要求があれば答弁に来るよう依頼したところ、ナント、与党はこれに応じませんでした。それでは話にならないので、それぞれの会派に持ち帰り検討するために休憩しよう、と申し入れたにもかかわらず、こんな当たり前の小さなことで、与党の委員長は強行に明日の審議日程までを含め、勝手に決めてしまいました。
国民の皆さんからすると、国会では何をバカなことをやっているのかと思われるかもしれませんが、民主主義では合意形成が重要です。
実は、この委員長は、理事懇談会の冒頭に、「公平、円滑な形で進めていきたい」「はじめから強行採決するという考えはない」と発言していたにもかかわらず、30分後には、強制的に理事懇談会を散会する暴挙に出ました。
もしかすると、与党は強行な運営をすることによって、野党が怒り、あきれ、「こんな形で委員会審議ができるか」と、欠席・審議拒否をすることを望んでいるのかもしれません。法案の中身について、野党の質疑に耐える自信がないのかもしれません。
そんなうがった見方をしてしまうほど、最初から信じられないような運営です。
私も国会に送ってもらって15年以上になりますが、こんな委員会の運営は、与党のときも、野党のときもありません。
与党側の理事の一人でさえ、理事懇談会の最中に、休憩して、仕切り直しをしようと提案したくらいでした。全く理解不能な形で、参議院での審議は動きだそうとしています。
国民注視の法案を、12月6日の会期末にムリヤリ間に合わせるために、強引な運営がまかり通ろうとしています。
11/27
2013
「特定秘密保護法案、強行採決!」
こんにちは。
昨日、衆議院の特別委員会において、特定秘密保護法案に対する審議が打ち切られ、強行採決されました。
前日に地方公聴会を開き、反対・慎重の御意見を聞いたばかりだった上に、4党による修正案については、2時間のみの審議にとどまりました。
夜に開かれた本会議で採決されましたが、みんなの党から反対、退席する議員が出て、自民党からも退席者が出ました、さらに、修正合意していた維新の会も、途中退席しました。
修正合意した各党がまったくバラバラの対応をしていることをみても、それだけこの法案がまだまだ問題山積であることの証左です。
一方、参議院では厚生労働委員会に社会保障プログラム法案がこれまた強行で付託されています。
決められる政治、ねじれの解消の結果が、これなのでしょうか。
全くもって残念でなりません。
今日から、参議院での議論が始まりました。
しっかりとした審議をおこなっていきたいと考えております。
11/21
2013
「アルコール健康障害、危険運転処罰、タクシー減車、様々な法案が進んでいます」
こんばんは。
本日2度目です。
今日の衆議院本会議で、超党派アルコール問題議連で検討・作成しておりました「アルコール健康障害対策基本法案」が可決され、参議院に送付されました。
議連の事務局長としては、あとひとがんばりという気持ちです。
日本では、アルコール依存症患者・予備軍も440万人にのぼり、何らかのアルコール関連問題を有している人は650万人を超えるとされており、厚労省は、飲み過ぎによる社会的損失は年間4兆円超と試算しています。
もちろん、酒類が国民生活に豊かさと潤いを与えるものであり、酒類に関する伝統と文化が深く浸透していることは言うまでもありません。しかし、多量の飲酒、未成年や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒がアルコール健康障害の原因となるだけでなく、DVや虐待、飲酒運転、自殺等、その家族への深刻な影響や重大な社会問題を生じさせる危険性が高いことから、アルコール健康障害の発生、進行、再発の防止等を図ることを目的として、基本計画を定めて、国や自治体が連携して関連施策を進めていこうとするものです。
残り短い会期ですが、何とか参議院でもがんばり、今国会での成立をめざして参ります。
また、昨日の参議院本会議では、危険運転処罰法とタクシー減車法が可決・成立しました。
危険運転処罰法は、2012年4月の亀岡市での集団登校時の悲惨な事故等を受けて検討が進められたもので、危険運転致死傷罪の適用対象を広げ、酒や薬物などの影響で交通事故を起こした場合の罰則を強化しました。
タクシー減車法は、タクシーの供給過剰により運転手の賃金低下だけでなく公共交通機関としての安全性が損なわれている部分もあることから、過剰と国が判断した地域において新規参入や増車を3年間禁じています。
いずれの法案も、当事者の声を受けとめ、実態に即した改善を図るものです。今後の適正な運用を期待しています。
あとは、障害者権利条約の批准です。
11/21
2013
「なぜ、議事録作成を明言できないのか?」
昨日、参議院の国家安全保障特別委員会において、安倍総理をはじめ各大臣と質疑をしました。
激励や応援をいただいたり、テレビ等をご覧いただいた皆さまに心から御礼申し上げます。審議内容はこちらのURLからご覧頂けます。
最も残念だったことは、安倍総理から明確な答弁をもらえず、議論がかみ合わなかったことでした。
私は、1962年キューバ危機におけるアメリカのNSC最高執行委員会の議事録や当時のケネディ大統領の手書きのメモを示した上で、「50年前のアメリカで、そして核戦争になるかもしれないキューバ危機という非常事態にもかかわらず、これだけ公文書を残しているのだから、日本もすぐに公けにできずとも、NSCの議事録を残すべきだ」と迫りました。
また、民主党政権が原発事故直後の対策本部の議事録を残していなかったとき、当時の自民党主要幹部から強い批判を受けました。当然のことです。その際の自民党からの発言を紹介して、議事録を残すことを求めました。
総理は理由を明示せず「検討したい」の一点張り。「原発と安全保障は違う」と述べられ、こちらがキューバ危機を例示したこともご理解されなかった模様。
特定秘密の解除の内容も間違った答弁をされました。
特定秘密の恣意的な指定、大臣が違法や瑕疵を隠蔽するために特定秘密を指定する可能性等を質しましたが、これまた、なかなか明確にお答えいただけませんでした。
文書の廃棄処分のガイドライン、ルール化の必要性も申し上げました。
特定秘密保護法については、みんな・維新等との修正協議がまとまったという報道がありますが、これらの修正では、秘密の管理・手続き等がすっぽりと抜け落ちた法案の不備な点の解消にはつながらないし、国民の不安を払拭できません。
11/20
2013
「本日、NHK中継の特別委員会で総理に質問」
おはようございます。
臨時国会も残すところ2週間半となり、各委員会での審議が立て込んで参りました。
私が理事を務めている、日本版NSC法案を審議している国家安全保障特別委員会も連日開かれ、国家安全保障会議の内容や特定秘密等について質疑が行われています。
そんな中、本日午後、総理が答弁に入り、NHKによる中継ありで、同法案の質疑が行われ、私が質問に立つことになりました。昨夜は準備のため、夜中1時半ごろまで事務所に残っていました。
質問時間は、13時48分からの34分間だけですが、議事録作成の問題や特定秘密に関する考え方も含め、総理ほか関係大臣に質問をする予定です。
NHKの他に、参議院HPからも視聴可能です。お時間のある方はぜひご覧ください。
他方、外交防衛委員会でも、投資協定、障害者権利条約、社会保障協定の審議が控えています。
窮屈な審議日程ですが、障害者権利条約など関係者の皆さんの思いに応えられるよう、引き続きがんばって参ります。
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