06/20
2014
「自民党の暴走極まれり!」
こんばんは。つい今し方、4時間にも及ぶ本会議が終わったところです。通常国会が閉会しました。
昨年末に引き続き特定秘密保護法関連の国会法改正案が、議院運営委員会でわずか7時間の審議で強行採決をされました。見かけは、国会に特定秘密の監視機関を作るというものですが、実態は実効性のかけらもない、ひどい内容の法案です。
私は、昨年からの経緯もあり、今日、午前と午後に計約70分の質疑に立ちました。
明らかになったのは、この情報監視審査会は予算もなし、事務局の人員も何人かわからず、秘密の保護措置も内容が何も決まっていないということです。
国会の中の審査会設置なので政府の提出した法律ではありません。議員立法であり、国会のルール作りなので、まさに院が決めることです。三権分立からいっても、立法府の意思でよりよい法案に修正していくことが常道です。
発議者である自公両党の参議院議員の答弁は混迷を極め、審議が何度もストップする有様でした。衆議院で賛成した、みんな・維新・結いの3党も含め、野党一致して、継続審議にするべきだと主張しました。それぐらい、法案の欠陥が明らかになりました。次の国会までに与野党でPTなり、協議会をつくって議論を詰めるべきだと建設的な提案をしても、無理やり力で押し切りました。昨年の特定秘密保護法の悪夢再びです。国民の皆様も審議の状況を見ていただければ、いかにひどいか、よくおわかりいただけると思います。
( https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php )
昔の自民党なら、経験豊かな長老議員が審議を見て、抑えたり、野党の主張に耳を傾けたりすることがありましたが、今の自民党は狭量で、国会の自殺行為を平気でやってしまう党になってしまいました。
暗澹たる気持ちで強行採決の様子を見つめました。数の力のない野党の情けなさも痛感しました。
とはいえ、「決める政治」「ねじれ解消」を求めた国民の望む国会の姿がこのような形だとは思いません。間違いなく民主主義の危機です。
一方で、国会最終日に、厚労関係の2本の議員立法も成立しました。
一つは、過労死等防止対策推進法です。
これは超党派の議連で検討してきたもので、過労死の防止対策を国の責務とし、調査研究の実施などを行うこととしています。「全国過労死を考える家族の会」をはじめ、関係者の方々の長年のご努力がやっと実を結びました。これまでのご尽力に心より敬意を表します。
もう一つは、介護・障害者福祉従事者処遇改善法です。
これは、介護サービスや障害福祉サービスを担う人材を確保するため、賃金等の処遇改善に資する施策のあり方を検討し、必要な措置を講じるものです。
民主党が中心となって共同提出した議員立法を基にしたもので、引き続き、社会保障の維持・充実のための取り組みを続けて参ります。
国会中、いろいろな叱咤激励をいただき、本当にありがとうございました。
06/20
2014
「大荒れの国会最終日。議運委員会で質問」
おはようございます。国会最終日ですが、やはり参議院は混乱し、荒れています。
昨年の臨時国会で国民に大きな不安を与えた特定秘密保護法に関連した、国会における監視機関についての法案を、実質2日しか審議日数が残っていないのに、強行に審議入りを決めました。まるで特定秘密保護法のときと同じ動きです。
昨日、外交防衛委員会で今国会最後の質問に立ったつもりだったのですが、急きょ、議院運営委員会で質問に立つことになりました。
昨晩は、ほぼ徹夜の状況ですが、何とか実効性を伴わない監視機関について、よりよいものにしていくためにも、しっかりと審議時間を確保すべく、継続審議にしていくよう努力します。
一方で、石原環境大臣の問責決議案が提出されています。数々の暴言や中間貯蔵施設に関する住民説明会に一度も出席していないこと等、閣僚を続けていただくことは不適切だと考えています。
諸々、今日は夜まで長く続きそうですが、最終日、がんばります。
今朝のワールドカップ、日本代表は引き分けでした。
残念でしたが、次の試合での勝利を信じています。
【参議院 議院運営衛委員会】
日時:6月20日(金) 10:00~10:40、13:30~13:50
質問内容:特定秘密に関する国会における監視機関について(国会法改正案等)
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
(参議院委員会審議中継)
06/17
2014
「朝日新聞の一面に載りました。環境相失言も」
こんばんは。
今朝の朝日新聞の一面に、先週取材を受けた、いわゆる政府事故調の福山調書についての記事が掲載されました。こんなに大きく扱われるとは思っていなかったのでビックリしました。
自分の調書の現物を見せてもらいながら、内容について質問を受けました。記事については、詳細はコメントしませんが、主たる関心事項は、原発事故下での避難指示の状況についてだったように思います。詳細は、朝日新聞デジタル版をご覧下さい。
いわゆる政府・国会・民間事故調で、私がそれぞれヒアリングを受けた内容は、ほとんど、拙著「原発危機 官邸からの証言」に著した内容と変わりません。
しかしながら、最近の記事で、吉田調書にはじまり、細野元総理補佐官や下村内閣広報官のインタビュー等々、原発事故当時の実態を国民に改めて知っていただくのはとても大切なことだと思います。特に、規制委員会のメンバーが代えられ、いわゆる安全神話や原子力ムラが復活するのではないか、という不安感が拡がる中でのこういった記事は、当事者としてつらいこともありますが、歴史の検証として必要だと思います。
そんな中、石原環境大臣から、汚染土などの放射性廃棄物を貯蔵する中間貯蔵施設について、「最後は金目で」という発言が飛び出しました。配慮を欠いたとんでもない発言と言わざるを得ません。この大臣は、住民説明会にも一度も出席せず、かつては「福島原発第1 サティアン」などと発言するなど、福島県民の皆さんとの信頼関係が築けているとは言い難い状況です。
とても残念です。
06/16
2014
「いよいよ通常国会最終週」
こんにちは。
国会は最終盤に入って法案・条約等の審議が立て込んでします。
先週は外交防衛委員会で、日ミャンマー航空協定・投資協定等が可決されました。
一方で、これまで議員立法の準備をしてきたダンス規制緩和の風営法改正が、与党内でまとまらず、今国会は断念せざるを得ない状況になりました。とても残念です。期待をされていた関係者の皆さんに、本当に申し訳なく思っています。次の臨時国会で何とか成案を得られるよう、努力を続けます。
他方、この週末は地元活動でバタバタしていました。
日曜日は、午前中、全京都障害者スポーツ総合大会の開会式に出席し、その後、卓球バレーの試合を観戦しました。それぞれのチームが日頃の練習の成果を発揮すべく、懸命にがんばっておられました。この卓球バレーは、京都の支援学校の先生方が発案されたもので、現在は全国に広まっています。とても良い試みですし、本当に長年こういったご努力をされてきた方々に頭が下がる思いです。
午後からは、喉頭摘出者の会である京都喉友会の大会に出させて頂き、御挨拶をさせて頂きました。喉頭癌等の何らかの理由で声を失った方々がトレーニングをして声が出るようになることをサポートされています。患者さんが賢明に努力されている姿を見て、自分もがんばらなければと思いました。
今日は、朝一番で京都市内で街頭演説をし、それから一路、宮津市内へ向かいました。
宮津市では市会議員選挙が行われており、何人かの候補者の応援に入りました。特に、民主党公認の北仲あつしさんは、私と同世代の頑張り屋なので、良い闘いをしていただきたいと願っています。
そんな中、集団的自衛権の閣議決定が行われるかどうか、特定秘密に関する国会法をどうするのか、また、数多い議員立法の処理をどうするのか、なかなか厳しい通常国会最終週をこれから東京で迎えることになります。
06/06
2014
「テレビ出演のお知らせ」
こんにちは。二週にわたってのテレビ出演のご案内です。
日曜の朝、久々にNHKの「日曜討論」に出演させて頂くことになりました。
通常国会もあと、二週間あまりとなりました。緊張感をもって臨みます。
急に暑くなってまいりました。お体ご自愛ください。
テレビ出演の詳細は以下の通りです。ぜひご覧ください。
◆NHK「日曜討論」
日時:6月8日(日)9:00~10:00
内容:G7と安倍外交、安全保障政策について 他
https://www.nhk.or.jp/touron/index.html
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