11/04

2014

「派遣法審議、冒頭から強行。特定秘密保護法の悪夢再び…」


こんばんは。

衆議院厚生労働委員会は、委員長が職権で、強行に明日の委員会をセットしました。
与党自ら修正案を出し、欠陥があると認めてしまっている法案であり、その審議をムリヤリ行うとするのは認められません。昨年の臨時国会では、特定秘密保護法を強行採決の連続でしたが、同じことがされるのではと危惧しています。

先週金曜日の日銀による追加金融緩和の影響で、株価が大きく値を上げたものの、為替は約5円の円安となりました。
米国が金融緩和を終了する中での今般の追加緩和はかなり強いカンフル剤であり、「異次元の金融緩和」の出口を不透明なものとし、急激な円安や輸入物価の上昇に伴い中小企業や家計・生活者を苦しめることになります。

さて、今日は、参議院予算委員会が開かれ、内閣の基本姿勢に関する集中審議が行われました。
民主党からは、桜井充議員、水岡俊一議員が質問に立ち、安倍政権の経済対策の副作用、高校授業料無償化の所得制限による弊害等々について、政府を厳しく追及されました。

また、夕方に開催した党「次の内閣」閣議では、地方創生関連法案への賛否について、私と渡辺NC担当に一任されました。対案的な位置づけである「国・地方関係の抜本的な改革推進法案」を共同提出した4党で、同一歩調が取れるよう調整していきます。

最後に、先週末の動きを2つ。
11月2日、京都で第11回「命輝け京都第九コンサート」を鑑賞しました。
これは、ベートーヴェンの第九交響曲「歓喜の歌」を障害のある方もない方も一緒に、おおよそ500人近い人が一生懸命一年掛かりで練習して、ボランティアの皆さんが練習場への移送やいろんな形で関わって、みんなで合掌するものです。
私自身、20年近く前から片隅でボランティアとして関わってきました。満員のコンサートホールで、障害の有無を問わず一緒になって合唱する姿には、いつも大変な感動を与えていただいています。今年も同様でした。皆さん、お疲れさまでした。

その後、東京に移動し、先日も呼んでいただいた、映画「無知の知」のトークイベントに出演しました。映画の内容についてこれまで何度かお知らせしましたが、11月1日から全国13劇場で一般公開されています。機会があれば、是非ご覧ください。
https://muchinochi.jp/information.html


10/31

2014

「派遣法の審議、いきなり紛糾」


こんばんは。

昨夕、北朝鮮による拉致被害者らの再調査をめぐる政府代表団が帰国されましたが、少なくとも公表されているものを見る限り、残念ながら成果があったとは言えません。
会見で、山谷 担当大臣は「最重要課題であるということを特別調査委員会の責任者たちに伝えたことは一定の成果があった」と述べましたが、それは「成果」だとは言えません。
この問題に与野党は関係ありませんが、懸念した通り、先行きの交渉の見通しがつきにくい状況です。

さて、国会では、衆議院で、地方創生特別委員会の総理入り質疑が行われました。今朝、野党4党で対案的な位置づけである「国・地方関係の抜本的な改革推進法案」を共同提出しました。
今後の審議では、他の野党とも協力しながら、政府案の具体性の無さを浮き彫りにしていきたいと思います。

他方、衆議院厚生労働委員会では、派遣法改正案をめぐって、朝の理事会で、与党側から修正案の骨子が提示されたため、理事会が混乱し、休憩に入り、そのまま流会となりました。
閣法はそもそも政府・与党が提出しているため、審議の最初から与党側から修正を持ち出すことはまずあり得ません。そんなことをすれば、閣法が不十分だということを認めるようなものだからです。理事会が紛糾するのも当然です。その後、与党側から撤回する旨の申し出があったようですが、そう簡単なことでありません。
派遣法の審議は会期日数も限られ、ますます視界不良です。


10/30

2014

「衆院予算委員会で厳しく追及」


こんばんは。

今日は衆議院予算委員会の集中審議が開かれ、民主党からは、枝野幹事長、細野衆院議員、小川衆院議員の3人が質問に立ちました。
枝野幹事長は、事実と異なる、事実を歪める答弁を総理が繰り返すことを問題視し、足元で非正規雇用だけが増えているなかで、さらに非正規雇用を拡大しかねない派遣労働法の改悪を強行することは許されないと指摘されました。
また、細野議員は、経産大臣が震災以来一度も福島を訪問していないことに触れながら原発事故への認識の不足、年金積立金管理運用独立行政法人の運用に係る問題を指摘されました。
小川議員からは、マインドだけではなく、少子高齢化・地方・社会保障の持続可能性などの本当の問題から目をそらさない構造改革が不可欠との追及がされました。
安倍総理や関係閣僚は、曖昧な答弁を繰り返し、聞かれていないことを答え時間を稼ぐというチグハグぶりでした。
週明けに開催予定の参議院予算委員会でも、引き続き、政府をただしていきます。

夕方には、野党政策責任者会議に出席しました。
また、今日、民主党をはじめ野党6党で「インターネット役務課税適正化法案」を参議院に提出しました。明日には、野党により、政府の地方創生法案の対案である「一括交付金復活法案」を衆議院に提出します。
政策での野党共闘をすすめ、政府・与党と対峙していきます。


10/29

2014

「維新、みんな、それぞれとの政調会長会談を実施」


こんばんは。

夕方に、維新の党との政調会長会談を開催しました。
民主党が提出を予定している「一括交付金復活法案」に対して、維新の党から提案があった国と地方公共団体との関係を抜本的に改革するために役割分担の見直し等の内容を盛り込んだ、政府の法案への対案について合意しました。今後、各野党に呼びかけて、国会に提出していく運びになります。

さて、今日も朝からびっしりとしたスケジュールでした。
今朝は、全国石油商業組合連合会との意見交換をおこなった後、昨日の衆院本会議で審議入りした労働者派遣法改正案成立阻止のため、連合の皆さんが終日行っておられた国会前座り込みに激励にかけつけました。連合による座り込みは後期高齢者医療制度廃止を求めた2008年以来6年ぶりです。
今回の改正は、中間層を破壊し、生涯派遣を助長するものであり、国会で問題点を徹底的に追及していくと挨拶しました。

参議院本会議後、みんなの党との第1回目の政調会長会談を行いました。民主党の「一括交付金復活法案」へのご協力を模索すること、いわゆるヘイトスピーチ規制法案や領海警備法案について各党の成案をまとめ協議にのせていくこと等を確認しました。
今後も週1回のペースで定期的に開催していくことを合意しました。

また、近畿税理士政治連盟の先生方の訪問を受け、来年度税制改正に対する要望を受けとりました。


10/28

2014

「政策案件、次々と」


こんばんは。

今日は参議院では7つの常任委員会が開かれ、法案審議や一般質疑等が行われました。
私が出席した外交防衛委員会では、前回、委員長の問題行為により質疑が途中で終わってしまったため、そのことについての陳謝を受けた上で、日米ガイドラインの見直し等について、質疑が行われました。

他方で、北朝鮮による拉致問題をめぐっては、日本政府の代表団が平壌を訪れ、日朝協議が行われています。具体的な前進が見られるのか注視したいと思います。

夕方には、党の常任幹事会、「次の内閣」閣議に出席しました。
「次の内閣」では、日豪経済連携協定及び関連法案をはじめ、土砂災害防止法改正案、災害対策基本法改正案などの閣法・条約について審査を行いました。民主党の議員立法については、公会計法案の再提出を決めたほか、空家対策推進法案、ヘイトスピーチ対策法案等について法案登録を行いました。また、維新の党の「同一労働同一賃金推進法案」についても対応を決めました。

衆議院では、今日から、派遣法改正案の審議が始まりました。早くも臨時国会の会期の半分にさしかかろうとしていますが、徹底した政策論議を行っていきます。


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