06/09
2017
「天皇退位特例法が成立」
こんばんは。
まずは、昨日の法務委員会の報告からです。
共謀罪法案の質問に立ちました。
国連のプライバシー権に関する特別報告者であるジョセフ・カナタチ氏から公開書簡で懸念を表明されたことに対して、政府は「内容を全く踏まえいない」「明らかにバランスを欠いている」「不適切である」と厳しい言葉で抗議をし、個人の資格で活動していると主張しています。
このことについて、他の特別報告者への対応の違いを指摘しつつ、カナタチ氏が「法案の公式英語訳を提供してほしい。内容が不正確であると証明されれば公開の場で喜んで撤回します」と述べていることを受けて、法案の公式英訳の作成、送付をしたのか尋ねたところ、外務省がまだ英訳を作成しておらず、送ってもいないことが明らかになりました。
政府として早期に正式な英訳を示し、誤解を解くのが筋であると指摘しましたが、「しかるべきタイミングで対応していく」と繰り返すばかりでした。
もう3週間たっているに関わらず、政府は抗議をするばかりで、国連特別報告者の指摘に対して説明をする作業を全くおこなっていないのは理解できません。その状態で、拙速に審議を進めることは認められません。カナタチ氏に英訳を送付し、説明を行った後に、十分な審議時間の確保が必要です。
さらに、衆議院でほとんど議論されていない、法案の6条の2第2項についても、組織的犯罪集団の構成員以外の人で、組織的犯罪集団に関わりのある人が主体になりうることを指摘し、その範囲に限定はなく、処罰される可能性のある対象が一気に拡がることを質しました。
審議が不十分であることは言うまでもありません。
今朝、突然、文科大臣が、加計学園に関する省内の文書の再調査を言い出しました。
「確認出来ない、再調査の必要なし」と強弁していたものが一変しました。週末、土日の前の得意の時間稼ぎです。
今日開催された党プロジェクトチームに出席した際、「最初の確認できないとした調査はわずか1日でバタバタと金曜日に発表した。今回の文書類は存在するに決まっているのだから、調査に何日もかかるわけがない。まずは、文書の存否と真偽を、すぐに明らかにするべきだ」と指摘しました。案の定、文科省は「調査結果はいつ出せるかわからない」の一点張り。
今回の再調査は、国民の声に応えたのではなく、逆に国会会期末を迎え、時間稼ぎをし、国民をあざむく極めて不誠実なやり方と言わざるを得ません。予算委員会も証人喚問も、いまだに実現していません。
結びに、今日の本会議で、天皇の退位に関する特例法が参議院本会議で成立しました。
今回の法律の附則3条の改正規定により、皇室典範の附則に「この法律の特例として天皇の退位について定める天皇の退位等に関する皇室典範特例法は、この法律と一体と成すものである」と規定されました。事実上、貴族院で作られた皇室典範の初めての改正です。とはいえ、本来、特例法ではなく、皇室典範の改正が必要だという考えに変わりはありません。
今後ご退位に向けた準備等々、宮内庁を中心に粛々と遺漏なきようご尽力頂きたいと思います。
06/08
2017
「今日14時から共謀罪の質問に立ちます。」
おはようございます。今日14時から共謀罪の質問に立ちます。
国会は最終盤にさしかかりつつありますが、加計学園を巡る問題が引き続き大きくなっています。様々なメディアでも、文科省の現役職員が資料の存在を認める証言が出てきていますが、やりとりのメールを含め、政府は「再調査しない」の一点張りです。これでは疑惑はますます深まるばかりです。
引き続き、前川 前文科省事務次官をはじめ、総理補佐官等関係者出席のもとの予算委員会開会や証人喚問を強く求めています。
また、今朝、北朝鮮からミサイルが発射されました。4週続けての発射であり、国連安保理決議が採択されたにもかかわらず繰り返される挑発行為は、我が国をはじめとする東アジア、国際社会全体の平和と安全を損なう暴挙です。政府には、各国との緊密な連携を図りつつ、北朝鮮への制裁の実効性をより高めていくことを求めます。
一方で、共謀罪法案については、ラジオ番組で総理が「不安をあおる議論を延々としている」と国会審議を貶める発言をしました。問題発言であり、政府からの謝罪と発言の撤回を求めましたが、何事もないように職権で委員会開催を決めたことから、法務委員長に対する解任決議案を提出しました。
残念ながら否決されたため、改めて、今日から参議院法務委員会での審議が行われます。
私は外交防衛委員会の委員ですが、今日は差し替えで、法務委員会に出席し、質問に立つことになりました。質疑時間は、14時から15時10分の予定です。参議院のインターネット審議中継からご覧いただけます。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
初めての法務委員会での質問ですが、共謀罪法案の問題点をしっかりと指摘したいと思います。
昨夜は朝の3時過ぎまで議員会館で準備をしていて少し眠いです。
05/25
2017
「永田町はざわついています。(最近はいつもですが・・・)」
こんにちは。
昨夜から永田町はざわついています。(最近はいつもですが・・・)
もちろん、今日発売の週刊文春、今朝の朝日新聞、TBSで前文科次官の前川氏が「加計学園」関連文書に関してその存在を認め、インタビューに答えているからです。
文科行政を司る最高責任者としてこの「加計学園獣医学部設置」に最も深く関わった人物の証言だけに、重たい発言と受け止めざるを得ません。
霞ヶ関の官僚がいろいろな課題に口をつぐむ中で踏み込んだ発言です。
政府、文科省は、まずこの文書の存在を認めるべきと考えます。
行政手続きの透明性、公平性に大きな疑問が呈されています。過去に15回提案し、却下され続けたものが、安倍総理のおともだちで、大臣が変わった途端、スピード決着で獣医学部の新設が認められました。
安倍昭恵総理夫人が加計学園の関連保育施設の名誉園長に就任しており、森友学園の8億円値引きと構図はきわめて似ています。
政策の私物化、公私混同も甚だしい。日本の行政がゆがんできています。
憲法解釈の変更、強行採決の常態化、特定秘密・共謀罪に見られる情報隠し、監視社会の足音・・・、そして政治の私物化、官僚組織の劣化。
予算委員会の開会と前文科次官・前川氏の国会招致を強く求めていきます。
05/09
2017
「久しぶりにいろいろお伝えさせていただきます。」
こんばんは。
4月に入り、予算委員会の開会を自民党が拒否し続けていました。
一方、北朝鮮問題が浮上し、緊迫した状況も続きました。経済や共謀罪、森友問題も重要な課題としてありましたが、安全保障上の問題が存在する中で、このメッセージを出すことを自制していました。
もちろん国会は動いていました。衆議院では法務委員会で、共謀罪の審議が始まり、金田法相の珍答弁、矛盾答弁が相次いでいます。(笑い事ではないですが…)
自民党は官僚である刑事局長の委員会同席を強行採決で決めるというムチャクチャな運営もしています。
そんな中、今村復興相の「震災が東北でよかった云々」等の暴言による辞任、経済産業副大臣のスキャンダルによる辞任等々が相次ぎました。北朝鮮情勢を抱える時点で緊張感のないのは一体どちらなのでしょうか…。
この間、5月7日には、代々木公園で10万人近い人々が集まったと言われているLGBT支援の「レインボープライド」に参加しました。
4月29日にはメーデーに出席、4月30日に新名神高速道路の開通式に山井衆議院議員とともに参列しました。この新名神の城陽-八幡京田辺間は、2000年初頭に自民党政権下で工事凍結となっていましたが、オール京都からの強い要望で、2012年に民主党政権下で凍結解除し、工事を再開したものです。私も微力ながら関わらせていただきました。
昨年の京都縦貫道の開通を含め、京都の北部と南部がつながり、さらに近畿・中部地方まで一本の高速でつながることになりました。その後、京都市内の田中社のみこしの激励に伺ったりもしました。
ゴールデンウィークが明けて、国会は予算委員会でスタートしました。
今日は、午前中に参院外交防衛委員会で質疑に立ち、午後から予算委員会と2本立てでした。
後半国会は、共謀罪、安倍総理が唐突に言い出した憲法論議、北朝鮮情勢を中心に動いていくと思います。
また、皆さんにご報告していきます。
03/31
2017
「籠池氏側からの手紙の公開が決まりました」
こんばんは。
来年度予算の審議は終わりましたが、文部科学省の天下りあっせん問題の調査結果が公表され、また森友学園問題でも資料要求・証人喚問要求をしています。予算委員会の開催を引き続き求めています。
今週も、籠池氏側からの手紙の公開、総理夫人付きの谷さんからのFAXにおける関与の有無等、議論が続きました。
メールの公開、手紙の存在などが政府・与党から打ち出されても、全く事態の解明には至っていません。混乱は深まるばかりです。
今日、参議院事務局から籠池氏側弁護士に、手紙の公開の是非を問い合わせたところ、公開をしてもいい旨の回答があったという報告を受けました。
自民党の理事と協議の上、来週の月曜の午後、予算委員会理事に開示されることになりました。
とはいえ、今週の木曜・金曜両日とも理事懇談会の開催を求めましたが、与党側からゼロ回答が続き、甚だ遺憾です。逃げの姿勢が目立ちます。
先日お伺いした福島県飯舘村と川俣町、浪江町の居住制限区域及び避難指示解除準備区域の避難指示が、今日、解除されました。また明日、富岡町の避難指示も解除されます。
長い間ご苦労をおかけして、なんとか避難指示を解除できるまでに至ったことに、やっとここからが復興に向けたスタートであるという気持ちです。これまでとは異なる課題が出てくると思いますが、引き続き、力不足ながら、お手伝いできればと思います。
さて、今晩未明、「朝まで生テレビ」に出演することになりました。
◆テレビ朝日系「朝まで生テレビ」
【日 時】3月31日(金)25:25~28:25(4月1日(土)1:25~4:25)
【テーマ】激論!原発事故から6年・教訓と課題
http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/contents/theme/cur/
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