04/05

2018

「防衛省でも隠ぺい」


こんにちは。
国会は森友文書改ざん事件で佐川氏の証人喚問後、疑惑の深まりが拡がっているにもかかわらず、またもや新たに、防衛省隠ぺい問題が発覚しています。東京労働局長の権限者にあるまじき発言も問題化しています。

安倍政権によって、立法府(国会)と行政府(政府)の関係がボロボロになっていることに加え、官のゆるみ、あるまじき行為が次々に明るみになっています。

今日、外交防衛委員会で質問に立ちました。
①なぜ昨年3月27日にイラク日報が発見されていたのに、大臣に報告もせず、国会にも提出しなかったのか。
②なぜ今年の1月12日にイラク日報が存在することを確認したのに、約3ヶ月間、小野寺防衛相に報告しなかったのか。
③なぜ3ヶ月経って、今年3月31日の小野寺防衛相への報告のときでさえ、まだ昨年3月の認識の事実について報告しなかったのか。
④なぜ4月2日の防衛相会見のときに、昨年3月27日の認識を知らなかったものが、わずか2日で、そのことを防衛相に報告できたのか。
⑤本当に昨年の特別防衛監察のときにイラク日報の問題は報告していないのか。
⑥南スーダン日報を開示しないと事務次官が決定した昨年2月16日と同じ日に、イラク日報の存在を否定する回答をしている。結局、どちらも開示する気がなかったのではないか。
結局、明解な答弁は得られませんでした。
(審議の模様はこちらをご覧ください。 https://goo.gl/oscuv8 )

今回の防衛省がイラク日報の存在を一年間にわたり国会に隠し続け、虚偽答弁を続けた問題は、その構造は財務省の文書改ざん事件と極めて同根と言わざるを得ません。国会審議の前提と信頼が大きく揺らいでいます。

今回の問題の構図を整理すると、次のようになります。
【防衛省】
国会-イラク日報存在を否定。その後、国会にも提出せず。
特別防衛監察でも明らかにせず。
【財務省】
国会-改ざん前文書の存在を否定。その後、国会にも提出せず。後に改ざん。
会計検査院にも改ざん文書を提出して、事実を隠ぺい。

何度も指摘していますが、安倍政権は国会で真実を語りません。フェイク答弁にフェイク答弁を重ねても、真実にはなりません。
憲政史上大きな汚点となるような国会の様相を呈してきました。

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