05/19
2016
「一昨日、予算委員会で質問しました」
こんばんは。
今週は、月曜は衆院予算、火曜は参院予算、水曜は党首討論と、終盤国会のヤマ場を迎えました。
私も火曜日、熊本地震に対する補正予算の審議に臨みました。
今月の8~9日に熊本の現地に入った様子を伝えながら、現場の要望を伝え、各大臣に回答を求めました。廃棄物処理費用、休業中の事業所の雇用助成、仮設住宅のバリアフリー化等々には、前向きな答弁を得ました。
残念なのは、安倍総理でした。復興の街づくり、都市計画、財源を確保するための特別立法の必要性を訴えて、指示を出すように求めましたが、明言をいただけませんでした。いずれにせよ、立法する方向になるのだから、熊本の皆さんを安心させ、復興の画が描けるように明言すればいいのに、野党の質問には前向きな答弁はされたくなかったのか…。
総理が立ち上げて、被災者に寄り添うと国会で述べていた「被災者生活支援チーム」が最初の1回しか開催しておらず、当の座長の官房副長官、副座長の総理補佐官が一度も現地入りしていないことが明らかになりました。論外です。
松本副大臣の「食料がほしい」発言も含め、何をもって、「寄り添って」いるのでしょうか。総理は色をなして反論されていましたが、これが(当時の)民主党政権なら大変なことになっていたはずです。
また、昨年9月安保法案強行採決時の議事録が、参議院イントラネット上では「議場騒然、聴取不能」で終わっていたものが、1ヶ月ほど経過した10月半ば、国民に公開された時には驚くべきことに議事録の内容がさも整然と審議が再開したかのように補足掲載されていました。
以下、憲政史上初めての異常な事態であることが明らかになりました。
①委員会が休憩していることを表す、速記が止まっている状態を、議事録上、速記をおこすと追加掲載した例
②地方公聴会の報告を委員会で受けずに採決に至った例
③地方公聴会の報告を委員会で受けずに議事録に掲載させた例
④附帯決議の提案者の氏名を掲載せずに、誰がやったかわからない附帯決議の案文だけを掲載した例
総理は、このことに対して、委員会で決めたこと、と逃げられましたが、議事録が補足掲載された10月には既に特別委員会がなくなっているので、委員長も理事も存在しません。誰が決めたのでしょうか?幽霊でしょうか?
歴史をねじまげ、事実を隠すやり方は言語道断です。
民主主義、立憲主義の基盤そのものをこわしてしまいます。
報道も少しされたようですが、多くの激励もありがとうございました。
委員会審議の様子は参議院HPからご覧いただけます。
今日はここまでで。明日、党首討論等についてお伝えします。
報告ですが、今日、民進党のロゴマークが決まりました。
詳しくは、民進党HPをご覧ください。