11/07
2014
「衆参ともに紛糾。乱暴な国会運営つづく」
夕方、日韓・韓日協力委員会50周年記念総会に枝野幹事長とともに出席し、韓国から帰国しました。
日本から、逐次国会の状況報告を受けていましたが、衆・参ともに与党側の運営は数を頼みとする乱暴なものになっています。
参議院議運委員会では、これまでの慣行やルールを無視して、強行採決で、地方創生関連法案を審議する特別委員会の設置を決めました。
衆院厚生労働委員会では、初日から委員長が職権(強行)で委員会を開催したのに続き、今日も委員会開催と総理入り質疑を強行しました。
委員会初日の審議入り前に、前代未聞の与党修正提案があり紛糾。続いて5日の審議では、厚労大臣が何度も答弁した内容を委員会終了後に厚労省から紙切れ一枚で修正させてください、との申し出があり、またもや紛糾。国会審議を何と心得ているのか、呆れるばかりです。
また、通常、委員会の審議時間等は理事会で与野党の協議によって決められるものですが、与党が一方的に時間を決めて、委員長が無理やり強行に仕切る、このような横暴な委員会運営は、改めて、去年の特定秘密保護法の審議を思い起こします。
野党は一致して、厚労大臣の答弁のやり直しと補充審議を求めています。さらに、民主党をはじめ野党4党は、いわゆる「同一労働同一賃金推進法案」を衆院に提出しており、審議拒否をしているのではありません。欠席はしたくてしているのではなく、審議の環境が全く整っていないからです。
国会運営の責任は一にも二にも与党にある、というのが長年、国会で自民党を中心に言われてきたことです。政府・与党に猛省を促します。