12/03
2013
「連日続く特別委員会・・・障害者権利条約は採決されました」
こんにちは。
昨日も石破幹事長発言の波紋はおさまらず、国民の不安は増すばかり。
今朝も特別委員会が開催され、参考人質疑が行われました。
3名の参考人の意見陳述は、とても納得させられるものでした。
福島の地方公聴会同様、与党推薦の参考人でさえ、「あぶないと思ってしまいました」と言及する有様です。
日弁連の江藤参考人、記者の日比野参考人はお二人とも数々の具体的な問題点を述べられたあと、法案を廃案にすべしと明言されました。
この法案の問題点を把握したい、と思う方がいらっしゃれば、今日の審議はとてもいい議論だったと思います。
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
会期末まであと3日半。
反対の声が大きく広がる中で、与党は数の力で強引に押し切るようなことをしてくるのかどうか、少し不穏な空気が流れています。
参考人質疑終了後、本来なら散会のはずが、またまた委員長が合意もしていないのに乱暴に委員会を休憩にし、再開に含みを持たせました。今夕、強行で何かをまたやるつもりです。
毎日こんな具合です。日本の議会運営のルールがどんどんくずれていきます。
午後は、外交防衛委員会が開会され、「障害者権利条約」批准のための質疑が行われました。
私は、65分間、この条約について逐条的に解釈を求め、今後の障害者政策について、具体的に質しました。外務大臣をはじめ、それぞれの省庁から前向きな答弁をいただきました。
ようやく採決の結果、批准が決まりました。
多くの障害当事者、関係者、長年支えられた団体、NGO等々の皆様のこれまでのご尽力に心から感謝と敬意を申し上げます。まさに障害者政策の新たなスタートです。
そんな日に、国連のピレイ人権高等弁務官から日本の特別秘密保護法案に対して強い懸念と慎重な審議を促す指摘が行われたことは皮肉なものであり、とても残念なことです。
緊迫した時間が続きます。