11/28
2013
「暴挙続く。4党修正案に早くもほころび」
こんばんは。昨日に続き遅くにすみません。まだ国会にいます。
昨日に引き続き、与党の横暴な委員会運営が行われ、委員会開始が2時間以上も遅れるという異常事態になりました。
テレビのニュース等で私が怒鳴っている姿が映し出されているかもしれませんが、あまりにも横暴な運営だったので、つい声を荒げてしまいました。
ニュースに映っていたかどうかはわからないのであえて申し上げれば、委員長は数々の暴挙に対し、謝罪もしたし、委員会の冒頭では各委員の皆さんにもお詫びをされました。
このことをもってしても野党側に非がないのは明らかです。
詳しく紹介するのもばからしいことですが、与党は本当にムチャクチャな進め方をしました。
昨日の運営について陳謝と反省を求めましたが、委員長はなかなか認めず、突然、理事会を休憩の宣言もせずに立ち上がり、委員会室に駆け込んで、委員会を開催してしまいました。普通、理事会で、時間、質疑者、大臣の出席等々を確認した後、休憩して、委員会が始まります。そういったごくごく普通の手続きをすっ飛ばし、休憩の宣言もせずに委員会を開催し、理事会と委員会が同時に「開会中」という憲政史上前代未聞のことが起こりました。
理事会室に残っていた与党の理事も唖然としていました。我々もびっくりしつつも、こんなことは許されないと委員会室に入り、委員長に「休憩もしていない。理事会が開いたままだから委員会なんか始められない!」と迫った場面がテレビの映像に出ていたかと思います。
続いてびっくりしたのが、自ら休憩を宣言してないことに気づいたのか、委員長は自分が開いた委員会を休憩して、ナントすごすごと理事会室に戻りました。まさか戻ることはないと思っていましたが、そのことが休憩を宣言していなかったことの証左です。
ようやくその後、時間の配分や今後の委員会の運営についてなんとか協議を整え、審議に入ったというのが、偽りない状況です。野党側に瑕疵はありません。まるで野党に質疑をさせたくないかのような行動が続きます。
審議では4党修正案について早々にほころびが見え出しました。
維新が主張した「第三者委員会」は、自民党側の修正提案者は「総理に進言や助言をする機関として考えている」と述べ、維新側は「独立した形の強い権限をもつ機関だ」と答えました。森大臣の答弁もちぐはぐで具体的でなかったのはいつものとおりです。
他の委員の質問でも、この法案の欠落している点があちこちに見え出しました。
4党修正案は衆議院で2時間しか審議をしていません。まだ、審議は今日はじまったばかりです。
先が思いやられます。