11/21
2013
「アルコール健康障害、危険運転処罰、タクシー減車、様々な法案が進んでいます」
こんばんは。
本日2度目です。
今日の衆議院本会議で、超党派アルコール問題議連で検討・作成しておりました「アルコール健康障害対策基本法案」が可決され、参議院に送付されました。
議連の事務局長としては、あとひとがんばりという気持ちです。
日本では、アルコール依存症患者・予備軍も440万人にのぼり、何らかのアルコール関連問題を有している人は650万人を超えるとされており、厚労省は、飲み過ぎによる社会的損失は年間4兆円超と試算しています。
もちろん、酒類が国民生活に豊かさと潤いを与えるものであり、酒類に関する伝統と文化が深く浸透していることは言うまでもありません。しかし、多量の飲酒、未成年や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒がアルコール健康障害の原因となるだけでなく、DVや虐待、飲酒運転、自殺等、その家族への深刻な影響や重大な社会問題を生じさせる危険性が高いことから、アルコール健康障害の発生、進行、再発の防止等を図ることを目的として、基本計画を定めて、国や自治体が連携して関連施策を進めていこうとするものです。
残り短い会期ですが、何とか参議院でもがんばり、今国会での成立をめざして参ります。
また、昨日の参議院本会議では、危険運転処罰法とタクシー減車法が可決・成立しました。
危険運転処罰法は、2012年4月の亀岡市での集団登校時の悲惨な事故等を受けて検討が進められたもので、危険運転致死傷罪の適用対象を広げ、酒や薬物などの影響で交通事故を起こした場合の罰則を強化しました。
タクシー減車法は、タクシーの供給過剰により運転手の賃金低下だけでなく公共交通機関としての安全性が損なわれている部分もあることから、過剰と国が判断した地域において新規参入や増車を3年間禁じています。
いずれの法案も、当事者の声を受けとめ、実態に即した改善を図るものです。今後の適正な運用を期待しています。
あとは、障害者権利条約の批准です。