11/21
2013
「なぜ、議事録作成を明言できないのか?」
昨日、参議院の国家安全保障特別委員会において、安倍総理をはじめ各大臣と質疑をしました。
激励や応援をいただいたり、テレビ等をご覧いただいた皆さまに心から御礼申し上げます。審議内容はこちらのURLからご覧頂けます。
最も残念だったことは、安倍総理から明確な答弁をもらえず、議論がかみ合わなかったことでした。
私は、1962年キューバ危機におけるアメリカのNSC最高執行委員会の議事録や当時のケネディ大統領の手書きのメモを示した上で、「50年前のアメリカで、そして核戦争になるかもしれないキューバ危機という非常事態にもかかわらず、これだけ公文書を残しているのだから、日本もすぐに公けにできずとも、NSCの議事録を残すべきだ」と迫りました。
また、民主党政権が原発事故直後の対策本部の議事録を残していなかったとき、当時の自民党主要幹部から強い批判を受けました。当然のことです。その際の自民党からの発言を紹介して、議事録を残すことを求めました。
総理は理由を明示せず「検討したい」の一点張り。「原発と安全保障は違う」と述べられ、こちらがキューバ危機を例示したこともご理解されなかった模様。
特定秘密の解除の内容も間違った答弁をされました。
特定秘密の恣意的な指定、大臣が違法や瑕疵を隠蔽するために特定秘密を指定する可能性等を質しましたが、これまた、なかなか明確にお答えいただけませんでした。
文書の廃棄処分のガイドライン、ルール化の必要性も申し上げました。
特定秘密保護法については、みんな・維新等との修正協議がまとまったという報道がありますが、これらの修正では、秘密の管理・手続き等がすっぽりと抜け落ちた法案の不備な点の解消にはつながらないし、国民の不安を払拭できません。