08/07

2012

「緊迫する永田町」


みなさん、こんにちは。
国会は、社会保障と税の一体改革関連法案の採決をめぐって、自民党が内閣不信任案に同調する、しない等々、非常に政局中心の動きが広がっています。
とにかく、3党合意を尊重して、この法案を採決し、成立させることが与党をはじめとした3党の責任だと考えます。

一方、昨日6日、広島は67回目の原爆の日を迎えました。昨年は、菅総理(当時)とともに、平和式典に出席し、被爆者の方々と面談等させていただいたことを思い出します。昨年も非常に暑い一日でした。
今年は、広島の式典から東京に帰られた野田総理が、関係閣僚に対して、将来の原発比率をゼロにした場合の課題を整理し、どうしたら克服できるか検討してほしいという指示を出したという報道が流れました。大変大きなメッセージと考えます。

そんな折、明日、以前も紹介しましたが、私の著書『原発危機 官邸からの証言』(ちくま新書)が書店に並びます。原発事故直後の官邸の状況を事実としてまとめるとともに、「脱原発に向けた8原則」という私なりの提言をまとめ、将来のエネルギーライフスタイルの姿にも言及しています。

まさに、総理の指示にあるように、できない理由を並べるのではなく、克服するために何ができるのかを考えることがこれからの政治の仕事だと考えています。
他方、昨日、東電の事故当初のテレビ会議の映像と内容が一部公開されました。東電はずっと拒否していましたが、枝野大臣の行政指導等もあって、やっと実現しました。しかしながら、東電側の編集した一部の公開にとどまり、これでは真相が明らかになりません。今後、一層の公開を求めます。
ちなみに、ニュース等で流れた、東電本社に乗り込んだときの菅総理(当時)の横に後ろ姿が映っていますが、それが私です。あのときのことを思い出すだけでも緊張がよみがえります。

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