03/13
2012
「よりそいホットライン 昨日のつづき」
昨日ご紹介した「よりそいホットライン」は、まず2011年10月に、被災地である岩手、宮城、福島で事業をスタートし、12月には関東圏でも実施してきました。
この3月11日からは、いよいよ全国へ事業を拡大しました。東京と盛岡に中央コールセンターを、全国各地35カ所に地域コールセンターを設置。各センターには電話相談員、コーディネーター専門員などを配置し、相談対応、専門的アドバイス、地域での情報収集やNGO等のネットワークによる支援体制を整えています。24時間対応で、幅広い悩みに寄り添って一緒に解決する方法を探していきます。
昨年実施した関東圏でのモデル相談事業では、わずか36時間で、アクセス数は2万件以上になりました。「誰でもいいんですか?」「どんな相談でもいいですか?」と相談者のほとんどがまず質問をされてきました。「相談する場所がなかった」「ずっと一人で考えていた」「ようやく話せた」とお話されている方が大変多くおられたと聞いています。
この取組みは、社会的に排除されがちな人(生活困窮者、外国人、セクシャルマイノリティ、DV・性暴力被害者、障がい者、ホームレス、多重債務者、ひとり親世帯など)への多角的な支援事業を通して、誰もが「居場所」や「出番」を実感できる社会の実現を目指していくものです。
つい一年半ほど前、「孤族」や「無縁社会」が報道等で話題になりましたが、東日本大震災を経て、社会の状況はより厳しい状況になっています。この事業を広く推進していきたいと考えています。
力を注ぎ、ご協力していただいている、スタッフ、相談員、NGO、多くの皆様に感謝です。
もう一度、ご案内します。
<よりそいホットライン>
フリーダイヤル 0120-279-338
https://279338.jp/yorisoi/