05/03

2010

潘基文国連事務局長との会談、被爆者の方々との会合など


NPT運用検討会議の開会式の後、潘基文国連事務総長と会談しました。
潘事務総長から、日本は核軍縮・不拡散の分野において、非常に重要かつ不可欠な役割を果たしている旨の発言とあわせて、今年8月6日の広島原爆祈念式典へ出席するとの話がありました。
福山からは、NPTの求心力を強め、国際的核軍縮・不拡散体制を強化することが重要であり、合意形成に向けて我が国も努力していきたいと話し、不拡散措置の進展のためにも核兵器国による核軍縮の同時進展とともに、透明性の向上と強化された消極的安全保障の供与が重要である旨を申し上げました。また北朝鮮の核問題の解決のために引き続き相互に協力していくことで一致しました。

核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNND)サイドイベントに出席しました。昨年12月にICNNDがまとめられた報告書に敬意を表するとともに、日豪外相による「共同ステートメント」、「実践的核軍縮・不拡散措置の新しいパッケージ」を提唱していく旨あいさつしました。

原爆投下前の広島や原爆ドームの様子をCGで復元した映像を上映するイベントに参加しました。日本の子ども達にも伝えたい映像で、挨拶は言葉になりませんでした。また、被爆者の方々数十人が、アメリカの高校性に被爆の現実を伝えるというプロジェクトのレセプションにも出席しました。証言されている方々の言葉は、とてつもなく重いと感じました。

ニュージーランドのテ・ヒューヒュー軍縮・軍備管理担当大臣と会談しました。ニュージーランドは、新アジェンダ連合(NAC)の一員として、これまでも軍縮・不拡散分野で取り組まれてきました。福山から、今次NPT運用検討会議に向けて日豪両国が共同提案した「実践的核軍縮・不拡散措置の新しいパッケージ」とNACによる提案には共通点も多く、最終文書への反映についての連携を求めました。

また、連合・核兵器禁止平和建設国民会議(核禁会議)・原水爆禁止日本国民会議(原水禁)の3団体の代表とNPT運用検討会議の見通し等について意見交換をしました。

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