08/29
2012
「野党の問責決議案は審議拒否に等しい。残念です」
こんばんは。
今日は先ほど、ようやく本会議が終わりました。
総理問責決議案が野党の賛成多数で残念ながら可決されました。その内容は「社会保障と税の一体改革における消費税と三党合意を痛烈に批判」するというものでした。
この決議案になんと三党合意の当事者である自民党は賛成したのです。公明党は退席をされました。自民党の姿勢は党利党略、政局そのものです。重要法案はこれでまた棚ざらしにされます。究極の審議拒否です。
特例公債法案も人質のまま放っておかれます。国民生活に大きな影響を与える予算の執行が9月以降滞ります。これだけ財政が厳しい中、たとえどの政党が政権を担おうと特例公債法なしに予算は執行できません。こういった国家運営の根本にかかわる法案を人質にすることは、どんな理由であれ無責任です。
低所得者対策に不可欠なマイナンバー法案も、社会保障の内容を議論する国民会議もいったいどうするつもりなのでしょう。違憲状態の衆院選挙制度改革と定数是正もできません。
民主党の政権運営がうまくいっているとも言えません。与党の責任ももちろんあります。しかしながら、何とか与野党の合意形成に活路を見いだし、少しでも決める政治を進めたいという時に、これではまた政治の信頼が失われるばかりです。
とても残念です。