12/09
2016
「国会、そしてボクシング」
こんばんは。
本日、自民党が「ブレない、断固反対、ウソつかない」と選挙で公約にしていたTPP協定と関連11本の法律が参議院本会議で承認・成立しました。
○トランプ次期大統領がすでに承認しないことを表明しており、アメリカが参加しなければ、この協定が発効することはありません。
○関連する11本の法律もTPPが発効しない限り(1本を除き)、施行されません。
なぜ、承認も施行もされない見通しの協定と法律を長々と審議し、通すのでしょうか(衆議院では強行採決)。
こんなことは前代未聞であり、「いったい何なんだ?」という感じです。訳がわかりません。
来週は会期末を迎えますが、年金カット法案、カジノ法案と続きます。国会は波が高くなりそうです。
話題をガラッと変えますが、昨夜20時過ぎから、東京の後楽園ホールでボクシング「東洋太平洋ライトフライ級タイトルマッチ」が行われました。地元の京都府城陽市出身のチャンピオン・ 拳 四朗(けん しろう)選手
の初防衛戦でした。
拳 四朗選手の父親で、所属するBMBジムの寺地永会長とは長年の友人です。時間があれば、応援に行くようにしています。昨夜は、初防衛戦にもかかわらず、わずか3ラウンドでTKO勝ち。圧倒的な強さでエキサイティングな試合でした。これでプロ入り9戦9勝。こんなに強いのに拳 四朗選手は、普段はとてもはにかみやの好青年です。
来年には、いよいよ世界への期待がかかる素晴らしい選手です。がんばれ、ケンシロウ!
12/08
2016
「雑感」
こんにちは。
国会は延長され、あと1週間で閉会を迎えますが、それぞれの法案処理に関して異常な状態が続いています。
衆議院では、TPP承認(トランプ次期大統領が離脱表明したにもかかわらず)も年金カット法案もカジノ法案も、すべて強行採決で参議院に送付されました。
審議時間は、年金カット法案でわずか22時間、カジノ法案で驚くべきことに5時間という有様です。これは、法案に問題点があっても、反対の意見があっても、それを審議で明らかにせず、政府与党の数の力で問答無用にすべて押し切るということです。
言わば「国会の審議はいらない」ということに他なりません。
安保法制でむき出しにされた安倍政権の姿勢が常態化しています。
三権分立における立法府の存在がないがしろにされています。
昨日の党首討論でも、蓮舫代表はカジノ法案の問題点、強引かつご都合主義的な議員立法の扱い等々、鋭く迫りましたが、総理は聞かれたことに答えず、長い答弁(時間稼ぎ)を繰り返しました。
議会とは何の為にあるのか?数さえあれば何をやっても許されるのか?
民主主義の根幹が、立憲主義とともにこわれかけています。