12/08
2016
「雑感」
こんにちは。
国会は延長され、あと1週間で閉会を迎えますが、それぞれの法案処理に関して異常な状態が続いています。
衆議院では、TPP承認(トランプ次期大統領が離脱表明したにもかかわらず)も年金カット法案もカジノ法案も、すべて強行採決で参議院に送付されました。
審議時間は、年金カット法案でわずか22時間、カジノ法案で驚くべきことに5時間という有様です。これは、法案に問題点があっても、反対の意見があっても、それを審議で明らかにせず、政府与党の数の力で問答無用にすべて押し切るということです。
言わば「国会の審議はいらない」ということに他なりません。
安保法制でむき出しにされた安倍政権の姿勢が常態化しています。
三権分立における立法府の存在がないがしろにされています。
昨日の党首討論でも、蓮舫代表はカジノ法案の問題点、強引かつご都合主義的な議員立法の扱い等々、鋭く迫りましたが、総理は聞かれたことに答えず、長い答弁(時間稼ぎ)を繰り返しました。
議会とは何の為にあるのか?数さえあれば何をやっても許されるのか?
民主主義の根幹が、立憲主義とともにこわれかけています。