04/08
2016
「TPP特別委員会、連日の紛糾」
衆院TPP特別委員会は、今日も紛糾しています。
昨日から始まったTPP特別委員会は、何も言わない、何も出さない、政府の態度に紛糾。
黒塗りだらけの「のり弁当」のような資料に加えて、農水大臣をされていた西川公也委員長が「TPPの真実」という交渉暴露本を出版準備していたらしいことが明らかに。しかし、当の委員長席に座っている西川委員長自身がこのことを認めない異常な事態が発生。
民進党の玉木議員の質問に何も答えない、答えられない審議になりました。審議の体をなしません。
西川委員長の本に関して、政府は民進党TPP交渉過程解明チーム会議において、4月1日付で、「ゲラチェックという形で具体的に執筆に協力した職員はいなかった」とする内閣官房TPP対策本部名義の文書回答をしてきました。
今日の審議で、このことについて、緒方林太郎衆院議員が、本の内容ではなく、回答が間違いないかの確認を求めたところ、石原大臣からまともな答弁がなく、答弁拒否までしました。そのため、民進党の理事が委員長に対して、議場内協議をし、議事整理をするよう要求しましたが、委員長はまったく聞き入れず、審議続行を強行しました。
もともと、委員会の合意事項として「西川公也委員長は中立公正かつ円満に委員会を運営、開催するとともに、政府・関係者に対し、十分な資料を提出するよう指導すること」と明記しています。しかし、委員長は昨日も今日も、政府の不十分な答弁に対して速記をとめることもなく、委員長自身の出版の事実すら明らかにせず、不公平な委員会運営を続けています。
そのため、これ以上議事を続けることはできないとして審議を止めました。当然です。審議拒否をしているは政府なのですから。
現在は休憩中で、協議が続いています。前代未聞の審議です。