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2016

「国会論戦と京都市長選挙」


こんにちは。今日は2テーマです。

まずは国会。
安倍政権との論戦、闘う姿勢で臨んでいる審議は、連日鋭い質疑が続いています。しかし、残念ながら、今日今年度補正予算案は衆議院を通過しました。

例えば、総理が答弁中例示としてあげた、女性がパートで月収25万円の問題。
非正規、パートで25万を稼ぐ人がどれほどいると考えているのでしょうか。総理の言う景気がよくなったから働きに出るという発想もピントはずれ。生活が苦しいから働きに出るのです。非現実的であり、総理が暮らしの実態をいかに理解していないか、ズレているかが明白になりました。むきになって反論されていましたが、説得力には欠けるものでした。

また、補正予算の内容についても、例えば「3世代同居促進」住宅支援事業については、ナント3世代同居が補助の要件になっていません。木造でトイレ、風呂、台所を複数作ることが要件という、高級住宅建築支援であることが明白になりました。
3万円の「臨時給付金」の財源のために子育て給付金を廃止して参院選前のバラマキを行おうとしていること、軽減税率の財源が結局明らかにされない等々、問題だらけの補正予算です。

会派として、補正予算に対する組み替え動議を提出しました。
今後、論戦の場が参議院に移ります。

二点目は、京都新聞に載った京都市長選挙の私の発言について。
先日もツイートしましたが、再度、言及したいと思います。

門川京都市長は、元々8年前、民主党が担ぎ出した方であり「自公だけの推薦候補者」ではありません。
門川市政では、以下のような政策を実現してきました。
・ごみ量をピーク時から43%削減、ごみ処理コストが年間106億円削減
・市の職員数を8年間で約3000人削減し、人件費335億円削減
・保育所の新設・増改築などにより7年間で入所児童数が約3500人増加
・市バスの経営を年間50億円の赤字から24億円の黒字に転換、路線も拡充
・ロームシアター京都、京都市動物園、美術館の再整備。動物園には新しく象が4頭来ました。
・観光客数が過去最高の5564万人に
・犯罪件数はピーク時から半減以下に
・御所南小学校などをモデルとする教育行政が全国的に注目されている

こうした実績も踏まえた上で、もちろん、四条通りの問題等も課題としてはありますが、民主党として引き続き推薦することを決定しました。
当然、市長選挙と今夏の参院選の1人区で与党に勝てる候補を皆で応援しよう、という話とは異なります。


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