09/04
2015
「参院安保特別委員会報告18日目」
こんばんは。
昨日は東京を離れ、山形市長選挙に立候補予定の梅津庸成さんの激励と岩手県議選の高橋もりよし候補の応援に入りました。
今日は、本会議の後、維新の党と共同で、参議院に領域警備法案を提出しました。
最も喫緊の課題である島しょ部を含む我が国の領土を守るために警察権と自衛隊とのスムーズな警備措置を実現する法案です。昨年、私が政調会長だったときに、当時維新の政調会長だった片山虎之助参院会長と協議を重ねてきたものであり、野党連携の象徴的な意味合いを持つものと考えています。
政府は、閣法について「切れ目のない対応」と言っていますが、最も重要な日本の領海警備に対して決定的な切れ目があります。この点についてもしっかり審議を重ねていきたいと思います。
午後から特別委員会を開会。
蓮舫議員は、統幕長の昨年訪米時の発言について追及。
予算に関する発言もあり、文民統制にとどまらず、財政民主主義をも逸脱しており、防衛相を厳しく質しました。週明けに資料の存否確認の結果・提出を確約させるに至りました。
小西議員は、元最高裁長官の発言や、内閣法制局と防衛庁の2種類の47年見解について追及。改めて、今回の法案が憲法違反であるということに言及しました。
防衛相の答弁が、相変わらず二転三転し、何度も中断。秘書官のメモやささやきがなければ答弁に立ち往生してしまう場面があまりにも多く、終了後の理事懇談会で強く抗議しました。
今日の審議の様子はこちらをご覧ください。
なお、理事懇談会では、特別委員会が開かれている時間帯に、安倍総理がテレビに生出演していたことについて問題になり、与党理事が官邸に事情を確認することになりました。テレビ出演そのものを否定するものではありませんが、特別委員会では総理出席の審議の約束が果たされておらず、衆院でも株価の下落等も含め予算委員会開催を求めている状況を踏まえれば、総理出席の審議はできたはずです。
鴻池委員長も厳しく批判をされ、北澤筆頭理事も「毎回委員会に出てくるように求める」と発言されました。来週、内閣官房から説明を求めることも確認されました。国会に対し不見識で、不誠実な対応と言わざるを得ません。
今朝の野党党首会談では、政府の安保法案の強引な採決は阻止することが改めて確認されました。引き続き、廃案に向けて頑張ります。
次回は、8日午後に参考人質疑を行います。なお、この参考人質疑は採決の前提となるものではなく、まだまだ審議の折り返し地点との認識です。