09/02
2015
「参院安保特別委員会報告17日目」
こんばんは。
今日は、先ほどまで、安保特別委員会が開かれていました。またもや審議中断の連続でした。
白議員は、前回に引き続き、核兵器の輸送について質問。政府が米国に核兵器の輸送を要請することはない旨の確認を改めて求めていたことが明らかになりました。
さらに、中谷防衛相が先日の委員会で「劣化ウラン弾は運ばないということで相手先と協議している」と答弁していましたが、実は、協議していないことも明らかになり、虚偽答弁ではないかとの追及を受けて、防衛相は答弁の撤回に追い込まれました。
藤田議員は、これまでの外務省とイランとのやりとりを重ねて質問。イランが機雷を敷設する意図がないことを外務省が以前から把握しているにも関わらず、安倍総理が国会でイランを例示しているのは国民をまどわすものであり、外交上も問題ありと指摘。ホルムズ海峡の立法事実がないことを再確認しました。
前川議員の質疑では、徴兵制について違憲だという明確な根拠が政府側から示されませんでした。さらに、石破大臣がかつて「徴兵制は憲法違反だと言ってはばからない人がいますが、そんな議論は世界じゅうどこにもないのだろうと私は思っています」と発言されていることを紹介し、閣内不一致とともに政府の議論は全く説得力がないと指摘しました。
また、他党から昨年12月の統幕長訪米時の資料が提出され、またもやその存否をめぐって紛糾しました。防衛省の情報漏えいが度重なっています。
今日の審議の様子はこちらをご覧ください。
「自衛官の安全確保」について私への回答は未だ明確なものはなく、その他の議員からの資料請求や要求事項も山積しています。他方で、審議すればするほど法案の問題点が明らかになっています。
次回は、4日午後に一般質疑の予定です。