08/26
2015
「参院安保特別委員会報告14日目」
こんばんは。
今、委員会を終えて、明日の午前中に、私鉄総連関西地連の大会に出席するため、羽田空港に向かっています。そのため、短めの報告にさせていただきます。
今日は一般質疑が6時間行われました。
昨日の私の審議で、委員長預かりになった自衛隊の安全確保措置についての回答は音沙汰なし。
本日も荒れました。民主党からは、小川勝也議員、大野元裕議員、大塚耕平議員と3人の論客が質疑に立ちました。
小川議員は、防衛相の望み通りにならない事態を例示しながら武器等防護の問題点を指摘。
大野議員の質疑では、米艦防護の集団的自衛権行使にあたって、総理がずっと主張していた、邦人の乗っている米艦を守るという事例は、要件に照らせば、実は、邦人の有無は全く要件とは関係ないことが判明。このことを防衛相も認め、委員会室は騒然。
大塚議員は、「自国防衛のための集団的自衛権」の国際法上の根拠を示せと迫り、根拠のないものを強引に導入しようとしているから「法理上できることも政策判断としてできない」ということになるのではないか、と指摘。
また、無所属クラブの水野議員は、存立危機事態認定にあたって、密接な他国からの要請は認定の要件になるかどうかを追及し、またもや度々中断する状況に。さらに、水野議員は礒崎総理補佐官のツイッターと防衛相の答弁が、全く逆の見解だ、と指摘した上で、どちらが正しいのかと強く迫りました。
結局、防衛相の答弁が政府の見解だとし、礒崎補佐官のツイッターは異なるものだと認めました。この件で礒崎補佐官の参考人招致の要求がなされ、理事会で三たび協議事項となりました。
委員会終了後の理事懇談会で、北澤筆頭理事及び私より、「中谷防衛相の答弁が、あっちこっちに行き、審議の意味合いがなくなっている。時間を消化するだけの委員会ではダメ。自衛官の安全確保措置の件も、まだ何もない。日程協議はそれが出てきてからだ」と主張。
鴻池委員長から、内閣官房に対して「急いで何らの形で委員長に自衛隊の安全確保の説明を出すように」との指示がなされました。
次回の日程は引き続きの協議となりました。