08/18

2015

「参安保特委報告10日目」


こんにちは。

安保法制特別委員会は、8月11日の流会の原因となった統合幕僚監部内の資料の件について、連日、断続的に協議を続けていましたが、今朝の理事懇談会でようやく決着しました。

本日、理事懇談会に当該資料が提出され、防衛省側からは概ね、「5月に閣議決定した際に、大臣から法案の内容と課題を周知徹底せよ、との指示があり、そのために、課題を整理し、部隊に理解をさせる課題を抽出したもの。法案を先取りしたものではない。また秘密に該当するものではない。ただし、外部流出したことは遺憾に思っている」との説明がありました。
北澤元防衛相からは「外部に漏れたことは問題。また、憲法違反の疑いが濃厚な法案が成立する前に、実力組織である自衛隊を動かすことについてこんな議論をしていることは国会軽視も甚だしい」との発言がありました。維新、共産からも同様の発言がありましたが、資料が提出されたことをもって、流会したまま残っている質疑について、明日の午前中、委員会の開催で合意。

また、懸案事項だった礒崎総理補佐官の参考人再招致については、与党側より「与党としては受けられないが、別途、総理出席で集中審議を開催することで、対応して欲しい」との申し出がありました。
法案の中心人物である礒崎補佐官の「法的安定性は関係ない」などの数々の問題発言は看過できないので、本人に対する質疑を求めたいが、本人をかばい続ける総理が出席するということで、内閣全体の問題として捉え、ひとまずは了とするが、これで一件落着などと考えられたら困る、という趣旨の発言が野党側からもあり、ようやく明日の午後と金曜日の午後の委員会開催も決まりました。

しかしながら、統一見解要求、資料提出要求など、積み残しの重たい課題はまだまだ山積しています。


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