01/15
2015
「来年度予算案の閣議決定」
こんばんは。昨日、来年度予算案が閣議決定されました。
今年度の実質経済成長率の見通しがマイナス0.5%と、当初予測のプラス1.4%から大幅に下方修正されました。実質成長率がマイナスとなるのは、2009年度以来5年ぶりのことであり、アベノミクスによる景気回復という安倍政権のシナリオが明らかにおかしくなっています。
一般会計総額は96兆3420億円と、経済対策とは関係ないような防衛費を今年度補正予算案に回すなどして総額を圧縮したにもかかわらず、過去最大規模になりました。我々の政権担当時、約91兆円の予算を編成した時に、自民党議員から「水ぶくれ予算」「粉飾」などと大変な批判を浴びましたが、そのままお返ししたい思いです。
実質賃金の17か月連続マイナスなど、国民生活の苦しさが顕在化しているなかで、さらに追い打ちをかけるような内容もあります。
前回指摘した介護報酬の引き下げは、サービスの低下を招き、それによって生活や命をつないでいる利用者の暮らしに打撃を与えます。障害福祉報酬も実質的には引き下げられ、子育て給付金についても減額となっており、社会保障の充実・安定化のためにしたはずの消費税増税は、いったい何だったのかと感じます。
消費を萎縮させ、他方で、議員定数削減など身を切る改革も未だ実現しておらず、納得できるものではありません。
国会論戦で厳しく追及していくつもりです。