01/09
2015
「代表選、岡田克也さんを支持します」
民主党代表選が告示されました。
私、福山哲郎は、民主党代表選挙で、岡田克也さんを支持します。
以下、その主な理由を述べたいと思います。
第一に、岡田さんは、自民党を離党後、20年以上にわたり、政権交代可能な、自民党に代わりうる政党を作り上げる、という強い思いを持ち続けてこられました。自由党との合併時の難しい調整、郵政選挙時の代表、東日本大震災時の党幹事長等々、いろいろな民主党の厳しい状況下で、常に泥をかぶる役回り、損な役回りをされてきました。それでも、岡田さんの弁解しない、逃げない場面を何度も見てきました。
党のために汗をかいてきた人を、みんなで盛り上げ、支える、そんな政党であるべきだと考えます。
第二に、岡田外相時代、私は外務副大臣を務めました。「国民の理解と信頼があって初めて、力強い外交が展開できる」というのが岡田さんの持論でした。
日米核密約の解明、外交文書の管理と保存・公開制度の確立、記者会見のオープン化、経済援助や国際会議でのNGOとの連携、核軍縮・不拡散に関する外相会合(NPDI)の創設、地球温暖化に関する強いコミット、ODAの透明化と新方針の策定・・・、新しいこと、自民党政権ではあり得ない事を次々と実行されました。
核密約や核軍縮は思いつきの発想ではありません。長年にわたって、岡田さんが構想を温め、地道に内外にネットワークを作る努力をされてきた結果です。まっすぐに、ひたむきにやり切る姿勢が民主党には求められているのではないでしょうか。
第三に、安倍自民党政権は巨大与党であり、非常に手強い大きな存在です。来たるべき統一地方選、参院選をしのぎ、勝ち続けることで再生の道が開かれ、総選挙につながります。国民の信頼を回復することは並大抵のことではありません。オール民主党で挑むしかありません。
予算委員会や代表質問、党首討論で安倍総理と真正面から対峙できる岡田さんを中心軸にドカッと据え、全員がそれぞれの持ち場で活躍し、また徹底的に議論し、決めたことは従う、そんな政党に生まれ変わり、緊張感のある政治を作ることから始めたいと考えます。
第四に、まじめで堅物に見える岡田さんですが、けっこう笑われます。冗談もよく言われます(面白いかどうかは・・・)。食事も割り勘ばかりではありません(笑)。
しかし、その岡田さんのまじめさや政治家の言葉に対する責任感の強さこそが、民主党への信頼感につながり、今の政治に求められている姿なのではないでしょうか。
以上のような理由で、私は岡田克也さんの推薦人に加わり、支持させていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
一方で、細野さん、官邸でともに原発事故に対処した仲間であり、間違いなく将来の民主党のリーダーのお一人です。
長妻さん、彼の年金問題に対する執念は、すさまじいの一言に尽きます。政権交代の立役者の一人。さきがけ時代からの信頼する友人です。
3人の候補者とともに、国民に開かれた、信頼回復の第一歩になるような良い代表選にしたいと考えています。