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2011
第179国会 参議院 本会議 2011年12月9日
○福山哲郎君 ただいま議題となりました条約四件につきまして、外交防衛委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
ロシア、韓国、ベトナム及びヨルダンとの原子力協定は、いずれも原子力の平和的利用に関する我が国と各国との間の協力のための法的枠組みを提供するものであり、核物質等の平和的非爆発目的利用、国際原子力機関による保障措置の適用、核物質防護措置の実施等について定めるものであります。
委員会におきましては、四件を一括して議題とし、野田内閣総理大臣の出席を求め、原子力協定締結の意義と国会承認を急ぐ理由、国内における脱原発依存の方針と海外への原発輸出との関係、原発輸出相手国における原発立地の安全性の確認等について質疑が行われましたが、詳細は会議録によって御承知願います。
質疑を終え、討論に入りましたところ、社会民主党・護憲連合の山内委員より、四件に反対する旨の意見が述べられました。
次いで、順次採決の結果、四件はいずれも多数をもってそれぞれ承認すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。