01/31

2011

政府・与党社会保障改革検討本部会合


政府・与党社会保障改革検討本部会合に出席しました。
「社会保障制度・税に関わる番号制度についての基本方針」について討議し、「番号制度創設推進本部」の設置を決定しました。


01/31

2011

衆議院予算委員会


来年度予算案を審議する衆議院予算委員会が開かれました。
菅総理以下、全閣僚が出席するなか、基本的質疑が行われました。


01/30

2011

ダボスから帰国する政府専用機の機中にて


金曜日の夕刻、参議院本会議後すぐに出発。往復約30時間、ダボス滞在わずか6時間でしたが、とても有意義な出張になりました。
素晴らしい雪化粧をした山の景色や美しい街並みをはじめ、数日間滞在したい気持ちになりました。

まずは、緒方貞子さんのモデレートで有識者会合が行われました。
出席者はアナン前国連事務総長、スティグリッツ教授、グリアOECD事務総長、ホックフィールドMIT学長、バロウITUC書記長等々、著書やテレビ・ニュースでしか見られない方々ばかり。総理が「開国」と「最小不幸社会」について簡単にプレゼンテーションされた後、それぞれにご発言いただきました。

ダボス会議のルールで誰が何を言われたかは詳細に記せませんが、代表的な意見をいくつか挙げると、
曰く、
「日本の提唱している人間の安全保障という概念はとても重要。日本の開国を期待。」
「開国における意識改革やヒトの移動が重要。」
「インド、ASEAN、中国とのFTAをバイだけでなくマルチでも目指して欲しい。」
「WTOドーハラウンドをまとめることを日本が主導して欲しい。」
「総理の最小不幸社会のコンセプトは非常に興味深い」
「日本のエネルギー効率の高さ、技術力の高さは、今後、資源価格が上昇する場面で日本の優位性が発揮できる。」
「地球温暖化問題に関して中国、韓国と連携しアジアのモデルを。」
「成長戦略と法人税減税を高く評価する。」
「日本人の閉鎖的な部分をビジネスや人の頭の中まで開放して欲しい。」
・・・

さすがによく日本をご存じで、日本の将来に向けた濃密な議論をしていただきました。総理は真剣な表情で耳を傾け、最後に今後も遠慮なくアドバイスが欲しい、と挨拶。
「ダボスの母」と呼ばれている緒方貞子さんのコーディネートの良さにほれぼれしました。

続いていよいよ演説会場。
会場の聴衆はほぼ一杯。とはいえ、「一杯だった」とはマスコミは書いてくれません。もし少なかったら、おそらく「日本は相手にされていない」と報じられたと思います。やや安堵しました。
約20分の演説。会場の空気は決して悪くない。ダボス会議では、国家のリーダーとして初めて後方の大スクリーンにキーワードと映し出すという工夫もしました。最後は万雷の拍手。立ち上がる人もいました。シュワブWEF会長とのやりとりも笑いあり、拍手ありでほとんど聴衆は席を立ちません。総理が演説を終え会場の外に出ると、何人もの人々から「すばらしいスピーチでした。」と握手を求めて来られました。もちろん外国の方々がほとんどです。

すぐさまジャパンランチの会場へ。ここも80名超の参加者でぎっしり。シュワブ会長主催で、かつモデレーターはあのカルロス・ゴーン氏。
始まった途端、総理に対する質疑が止まらない。総理は時には真剣に、時には笑顔で答えられ、とても和やかに食事が進みました。総理は答えっぱなしでほとんど食事は手つかず。最後も万雷の拍手で終了。これまたゴーン氏の話しぶり、仕切り方はお見事。やはり、経験と実績、すべての要素に人間力を感じます。

続いてジャパンセッションでは冒頭挨拶のみ。
ジョージ・ソロス氏との会談では、総理が関心の強い森林、植物の話で大いに盛り上がりました。ソロス氏は、投資家としてよりも、最近は地球温暖化対策のためにインドネシアの森林保全に熱心に取り組んでおられます。藩基文国連事務総長の気候変動パネルのメンバーの一人でもあります。

そして早々に帰路へ。
帰国するや否や、前原外相からエジプト情勢報告、霧島連山の噴火、各地の鳥インフルエンザについて報告を受けました。さらには、明日からの予算委員会のため勉強会も開催。

最後になりましたが、今回のダボス会議出席にあたっては、三菱商事・小島会長、武田製薬・長谷川社長、多摩大学大学院・田坂教授に格段のお力添えをいただきました。
心から感謝申し上げます。


01/30

2011

総理に同行し、ダボス会議に出席


菅総理に同行して、スイスを訪問し、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席しました。
「新しい現実のための共有規範」をテーマとする総会で、菅総理から「開国と絆」と題する特別講演が行われました。また、有識者会合、ジョージ・ソロス氏との会談等が行われました。

総理特別講演

テツロー日記「ダボスから帰国する政府専用機の機中にて」


01/28

2011

今日からダボス会議に出発します


いつもお世話になっております。
今週、第177回通常国会が召集され、今日まで衆・参両院での施政方針演説と各党代表質問が行われました。
施政方針演説では、今の我が国の避けられない課題として、経済連携と農業改革、新成長戦略の実現と雇用対策の促進、社会保障と税の一体改革、社会的孤立問題への取り組み強化などについて、総理が訴えました。
私は本会議場のひな壇に大臣とともに座らせていただき、総理答弁のチェックを行っていました。ひな壇はさすがに緊張します。

一方、今晩から週末にかけて、菅総理に同行してスイスを訪問し、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席します。ダボス会議では、各国の有識者やビジネスリーダーとの意見交換のほか、現地時間の29日午前には菅総理のスピーチが予定されています。「平成の開国」や国際社会における日本の役割等について、 しっかりと世界の方々に訴える場になればと思います。

少し気になったことがあります。
いきなり、自民党が盛んに解散を叫んでいることです。
この国会はまだ始まったばかりです。私も野党経験が長いので、議論を尽くした上で、何か大きな失政があれば、野党が解散を言及することは否定をしません。しかし、予算審議も始まっていない段階で、それも何の対案も示さずに「解散、解散!」と叫ぶのは、いかがなものでしょうか。
一方で、予算と予算関連法案が通らなければ、4月以降の国民生活に大きな影響が出ることは必至です。

例えば、
①これまでの政権でなしえなかった法人税減税が実施できません。
②順調ならば、中小法人の軽減税率18%が15%に引き下がるところを、逆に本則の22%と増税になってしまいます。
 登録免許税、印紙税、関税の軽減措置も失効し、やはり増税になります。
③4月から子ども手当が支給できなくなってしまいます。
上記以外にも、国民生活に混乱が生じることが考えられます。

経済がようやく回復基調になり、株価も何とか1万円台半ばで推移している中で、野党の皆さんも、政局的観点ではなく、国民生活という観点から、この予算案や予算関連法案について、ぜひ真摯に議論していただきたく思います。


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